蓮池のお祭り ー知らなかったことー

leciel

ennnogyoujyaseitannhitoramezuka 私の散歩コースに、奈良県ではちょっと有名な行事が行われる場所があります。通称“奥田の蓮池”と呼ばれているその場所で、毎年7月7日に奥田 蓮取り行事(奈良県無形民俗文化財指定)が行われます。小さなところですがたくさんの方が見物に来られます。

 実は、フェイスブックに投稿しようと写真を撮って、改めて説明を見てびっくりしました。もともと何気に知っていただけで詳しくは知らなかったのです。役の行者(えんのぎょうじゃ)さんの生誕の地である奥田でお祭りが開かれている、という認識しかありませんでした。「え~!!!知らんかったん!!!」と思っている人いらっしゃると思います。恥ずかしいですが・・・

 それでは、ちょっと怖いそのお話を、今日撮ってきた石碑に書いてあることをまとめて紹介します。

 我が国の修験道の祖と言われている役の行者(えんのぎょうじゃ)のお母さん刀良売(とらめ)のお話です。
・・・蓮池の近くで療養をしていた刀良売は、ある朝、池の中の捨篠(すてしの)神社に詣でました。すると、池の中から光り輝く蓮の茎が伸びて、二つの白蓮が咲いたのです。蓮のうてなでは、金色の蛙がないていました。
 刀良売は何気なく、萱を一本抜き取って蛙に投げると、あろうことか、蛙の目を射抜き、片目を失った蛙は水の中に沈んで行きました。そして、辺り一面を彩っていた五色の露と白蓮は消えて、もとの土色になった一つ目の蛙が浮かび上がってきたのです。
 刀良売はそれからこのことを気に病み、重体になり、とうとう亡くなってしまいました。
 母を失った役の行者は、このことを契機に発心、葛城山で修行をつみ、修験道を開いたのです。そして、吉野の山奥に分け入り蔵王権現をあがめ、蛙の追善供養と母の菩提をとむらいました。
と言うお話です。

 今も毎年、7月7日には、奥田の村人が早朝から蓮池の蓮108本を切りとり、刀良売塚に詣でた後、吉野山蔵王堂に持参し、蓮華会の行事の1つである“蛙とび”が行われています。そして翌日、蔵王堂から大峰山への沿道のお堂に蓮を献じて蛙の供養をしています。吉野山蔵王堂の“蛙とび”は有名で、毎年のようにテレビのニュースで伝えられています。その“蛙とび”にこんなエピソードがあった事を今日知りました。

 何気にしただけなのに、大変なことになってしまった刀良売さん。心中お察し申し上げます。あとから考えたら『なんであんなことしたんやろう』と思う事もその時は、何も考えずにやってしまうってことありますよね。

 ただ、刀良売さんの一件があったから、役の行者さんが、修験道を開かれたので、もしかしたら導かれた出来事だったのかもしれませんね。

 とにかく、今日は、もう少し周りで行われていることに関心を持とう!ということと、軽はずみな行動はしない!今一度確かめてから行動できる余裕を持とうと思いました。

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