米油が無い!?

leciel

アロマトリートメント スーパーの陳列棚のところに空白のところがあります。

 『あれっ⁉ ここに何があったん⁉』

 よく見てみると、米油の表記がありました。

 ちなみに、陳列棚に、ココナッツオイル、亜麻仁油、えごま油、オリーブオイルなどは、陳列されていました。

 『今度は、米油なのか・・・』

 『テレビで紹介されたとか・・・』

 そこで、さっそく米油について調べてみました。その過程で、〈米油の最大の特徴は、植物油の中で唯一、日本国産の原料だけで賄えていることです。〉と言う文言を見て、よりいっそう興味がわきました。

米油概要
・玄米を精製するときに出る糠から油を抽出した植物油。
・製品によって「米糠油」「玄米油」「こめ精製油」「こめサラダ油」などと言われることがある。
・植物ステロールとγ‐オリザノールを多く含む。
・天然の抗酸化剤〈ビタミンE〉も豊富。
・スーパービタミンE〈トコトリエノール〉も豊富。

米油の効能・効果・栄養成分
植物ステロール
・植物に広く存在している成分で、植物油が、代表的な供給源。(米油には、100g中900mgもの植物ステロールが含まれていて、これは植物油の中でも、最高の含量。)
・油の食物繊維とも言われている。(植物ステロール自体は、担汁酸に溶けても、体内に取り込まれるのはわずかで、ほとんど吸収されずに、排泄される。)
・コレステロールの、消化吸収を阻害する働きがあり、植物ステロールの摂取は、血液中の余分なコレステロールを減らすうえで大変有効。(植物ステロールによって減るのは、主に血液中の悪玉コレステロールで、善玉コレステロールには、ほとんど影響しない。)

γ‐オリザノール
・米ぬか特有の成分。米ぬかから抽出される米油には、0,2~0,5%含まれている。
・自律神経のバランスを整える働きがあり、現代人に多いとされる肩こりや、眼精疲労、腰痛などの症状の改善や、更年期に起こりやすい不定愁訴の改善をする。
・血行を良くするとともに、皮脂の分泌を促し、老化した角質を取り除く一方、皮膚の表面を膜で保護する働きを持っている。
・シミの原因となるメラニン色素の成分過程の酵素、チロシナーゼの活性を阻害し、その増殖を抑える美白効果がある。
・脂質代謝に関与し、コレステロールを低下させる働きがある。また、コレステロールの吸収抑制、合成を阻害する効果もある。(脂質異常症の予防、治療薬に多く利用されている。)
・抗酸化作用があることから、食品添加物として利用することが、認められている。
・熱に強い。
 ※植物ステロールとの併用で、老人性痴呆症、動脈硬化、脳軟化症の治療薬として用いられている。

ビタミンE
・α-トコフェノールが豊富。(α-トコフェノールは、天然の抗酸化剤として知られ、油の酸化防止に大変有効。そのため、植物油のほとんどは、保存性を高めるためにα-トコフェノールを添加している。一方、米油は、わざわざ添加しなくても、油の酸化防止に十分な量のα-トコフェノールをもとから含んでいる。)
・γ‐トコフェノールも含有。(γ‐トコフェノールの働きは、基本的には、α-トコフェノールと共通しているが、γ‐トコフェノールを摂取すると、ナトリウムと水分の排泄が緩やかに促されることから、高血圧性腎不全や、うっ血性心不全、むくみなどの改善に役立つ可能性が示唆されている。また、月経前症候群や、肥満への効果も期待されている。)

トコトリエノール
・ビタミンEの仲間。
・ビタミンEの数十倍の抗酸化力がある。(病気の予防やアンチエイジング効果が期待される)
・細胞膜への浸透性が良く、経口摂取を行っても肌に蓄積されやすいという特徴がある。そのため、肌でも抗酸化作用を発揮し、美肌効果が期待されている。(しわ、シミ、たるみ)
・コレステロールの生成に関与している酵素に作用し、過剰なコレステロールの生成を止める働きがある。また、コレステロールが正常な場合には、特に低下させることはない。(一般的なビタミンEα-トコフェノールにはない、トコトリエノール特有の効果)

以上、米油の主要成分について調べてみました。

 要するに、コレステロール値の低下、コレステロールの吸収抑制、合成を阻害することによる、動脈硬化や心筋梗塞、高コレステロール血症等の生活習慣病の予防と改善。抗酸化力による病気予防、アンチエイジング、美肌が期待できると言う事なんですね。

 2015年7月30日の厚生労働省が公表した、2014年の日本人の平均寿命※1は、男性80.50歳、女性86.83歳で、いずれも過去最高を更新しました。

 さて、健康寿命※2はどうでしょう?同じく厚生労働省が公表した2013年の健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳です。

 平均寿命と健康寿命の差は男性約9年、女性約12年あります。この期間は介護など人の手助けが必要となる可能性が高いと言う事になります。

 いくら長生きできても、ベットの上では、楽しくありません。健康寿命を少しでも延ばしたい、死ぬまで元気でいたい、と言う思いから、みんな少しでも健康に良いと言われたものを取り入れようとしているんですよね。

 米油の効果として動脈硬化の予防があります。動脈硬化症が大きな原因とされる脳血管疾患、心疾患を合わせると、それだけで、日本人の死因の3割を埋めています。これは、癌にも匹敵する数字です。また、寝たきりの原因を見ると、4割が脳血管疾患や心臓病など、動脈硬化症が原因とされるものです。高齢化が進む日本において、動脈硬化は、おおきな問題と言えるでしょう。だから、米油が注目されて売り切れ状態なんですね。

 健康に良いと言われている米油。確かな効果を実感するためにも抽出方法はとても大切です。有機栽培の米ぬかを化学溶剤や界面活性剤を、一切使用しないで低温圧搾されたものを、私は、使いたいと思います。

※1 「各年における0歳児の平均寿命」を指す。例えば、2014年の女性の平均寿命は86.83歳なので、「2014年に生まれた女性は、社会情勢などの大きな変化がない限り、平均的に86.83歳まで生きられる」と言う事を意味する。「2014年時点で、亡くなった女性の平均年齢が86.83歳」ではない。また、「2014年時点で、86歳の人は、普通ならばこの一年間に亡くなってしまうだろう」と言う意味でもない。

※2 健康上の問題で、日常生活が制限されることなく、生活できる期間

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