今すぐできる健康法~唾液の効能~

leciel

20150308今すぐできる健康法・・・それは、よく噛むことです!

まず、「ひみこの歯がいーぜ」と言う標語はご存知でしょうか?

これは、学校食事研究会が、噛む効用をわかりやすく標語にしたものです。

現代の日本人が、一度の食事で「かむ」回数は、約600回と言われています。

戦前は一度の食事で約1400回、さらに、弥生時代にまでさかのぼると、なんと4000回も噛んでいたと言われています。

卑弥呼だって、きっとしっかりよく噛んで食べていたでしょう。と言う事です。

標語の内容(噛む効用)を紹介します。

 肥満を防ぐ
  よく噛んで食べると、脳にある満腹中枢が働いて、食べすぎを防げます。

 味覚の発達
  よく噛んで味わう事により、食べ物の味が、よくわかります。

 言葉の発音がはっきり
  よく噛むことにより、口の周りの筋肉を使うため、表情が豊かになります。口をしっかり開けて話すと、きれいな発音が出来ます。

 脳の発達
  よく噛む運動は、脳細胞の働きを活発にします。子供の知育を助け、高齢者は、認知症の予防に役立ちます。

 歯の病気を防ぐ
  よく噛むと、唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、虫歯や歯周病を防ぎます。

 がんの予防
  唾液中の酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあります。よく噛んで、がんを防ぎましょう。

いー 胃腸の働きを促進
  よく噛むことで、消化酵素がたくさん出て、消化を助けます。

 全身の体力向上と全力投球
  力を入れて、かみしめたい時、歯を食いしばることで、力がわきます。

と言う事です。良い事尽くめですね!

今回、私が注目したのは、噛めば噛むほど出てくる唾液です。

その存在を意識することもなかった唾液ですが、私たちの健康にとって非常に重要な役割をはたしています。

8つの役割を紹介します。

1.消化を助ける
   唾液には、唾液アミラーゼ(プチアリン)と言う物質が含まれています。この物質は、咀嚼された食べ物のデンプンを分解して、麦芽糖に変質させ、より体内に吸収しやすい状態を作り出します。

2.飲み込むときの潤滑剤
   食べ物は口腔内で咀嚼されるうちに唾液と混ざります。すると、唾液に含まれるムチンという物質の働きによって、食べ物が柔らかくなると同時に、唾液が食べ物を包み込むので、飲み込みやすくなります。

3.美味しいと感じるために
   食べ物の味を感じるのは、舌にある味蕾と言う組織で、その中の味細胞が、味物質を受けることで、“甘い”とか“苦い”等の味覚情報が、脳へ伝達されます。食べ物の味は、まず、唾液中に溶け出し、それを味蕾が感知する事によって、初めて味の情報が、脳へ伝わるのです。

4.口腔内を守る
   唾液には、ムチンと言う粘性タンパク質が含まれています。ムチンは、水分を多く含む分子構造をしており、粘膜全体を覆う性質を持っています。このムチンには、乾燥を抑える保湿効果があるとともに、食物など外部からの刺激から、口腔内の粘膜が傷つかないよう保護する作用があります。また、唾液1ml中には、約7~8億個もの細菌がいるとも言われていて、これらの細菌は、人が生まれてからすぐに繁殖し始めて、お互いにバランスをとって共生しています。そして、いざ外界から他の細菌が侵入した際には、バリアとして機能しています。

5.虫歯になりにくい
   虫歯の原因菌であるミュータンス菌などの細菌が、歯についた食べかすに含まれる糖を、酵素を使って分解し、酸に変化させます。このまま放置すると、酸がエナメル質を溶かして虫歯へ進行していきますが、唾液にはカルシウムやリンなどのミネラルが多く存在しており、これが常に歯を修復しています。この働きの事を「再石灰化」と言い、これにより虫歯の進行を防いでいます。
また、唾液中の重炭酸塩やリン酸塩といった成分が働いて、酸性に傾いた口腔内を、食後30~40分で食前の状態に戻し、虫歯になるのを防いでくれる、ph緩衝機能もあります。

6.体内への細菌侵入をブロック
   唾液に含まれる抗菌因子(ムチン、ラクトフェリン、免疫グロブリン、リゾチーム、ペルオキシターゼ、ヒスタチン)が、体に侵入してくる細菌の毒性物質を攻撃し、毒性物質の無力化を図るなど、細菌の増殖を抑制する働きがあります。また、唾液中のムチンは、食べ物の中の細菌を凝集させ口腔内から排出させる作用を持っています。

7.老化防止
   唾液にはアンチエイジングで注目されているパロチンと言う物質が含まれています。パロチンは、日本人が発見した物質で、筋肉や骨の発達を促進するほか、白内障の進行を遅らせる効果があるとされ、医薬品としても売られています。また、唾液中には、成長因子であるIGF-1と言う成分もあり、健康の維持や老化防止に役立つと言われています。

8.がんの原因となる活性酸素を減少
   普段、口にしている食物の中には、発がん性物質を含むものが、多くあります。唾液の成分にはそうした発がん性物質が、発生させる活性酸素を減少させる機能も認められており、ペルオキシターゼカタラーゼ、アスコルビン酸(ビタミンC)と言った成分が代表的な例です。

以上です。

唾液の一日の分泌量は、0.5~1.5リットルと言われています。口の中には、常に2~3ミリリットル存在していて、唾液でぬれている状態が健康な状態なのです。ですが、様々な原因で、分泌量が減ってしまう事があります。一番大きな原因は、加齢により唾液腺細胞が減少していくことです。

ならば、しっかりと噛んで、唾液の分泌量を増やして、お口の中を健康な状態に保つようにすればいいんですよね!

何にも要りません。ただ、噛むだけです!(左右バランスよく噛みましょう)私にも出来ます!

健康寿命を延ばしたい。死ぬまで元気でいたい。そんな想いで、健康に良いとされる事を取り入れていきたいと思っています。

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